一般社団法人 静岡県紙パルプ技術協会へようこそ!

''平成21年度事業''

会告

総会開催(総会審議内容の報告)

平成21年度事業報告(概要)
   第62回総会開催:平成21年6月4日開催
理事会開催
   *平成21年5月21日  ①総会議案書討議
             ②21年度役員選出
             ③総会時の感謝状・表彰選考
   *平成21年6月4日  ①役員選出
   *平成21年8月21日  ①役員選出登記
             ②事業報告・事業計画
             ③新公益法人制度の審議
   *平成21年12月17日 ①事業報告・事業計画
             ②新公益法人制度の審議
   *平成22年3月29日  ①事業報告・事業計画
             ②新公益法人制度について総会議決事項の審議
             ③事務局体制について審議
編集委員会開催(4回):協会誌「紙パルプの技術」の編集
            第60巻1~4号刊行
技術研修会開催
   *中小企業技術者研修会(中期):平成21年10月13日~27日(29名参加)
   *機械保全実践研修:平成22年1月26日~28日(21名参加)
   *電気保全実践研修:平成22年1月26日~28日(20名参加)
   *中小企業技術者研修会(短期):平成22年2月23日~3月2日(27名参加)
技術講演会開催
   *第1回:平成21年6月17日(148名参加)
   *第2回:平成21年9月11日(103名参加)
   *第3回:平成21年10月17日(105名参加)
   *第4回:平成21年12月7日実施(126名参加)
   *第5回:平成22年2月7日実施(105名参加)
包装研究会開催:平成21年11月13日(64名参加)
安全管理者講習会開催:平成21年8月25日(129名参加)
分析技術セミナー開催:平成22年3月11日実施(66名参加)
見学会開催
  *平成21年12月7日実施
日本大昭和板紙㈱草加工場、日本製紙クレシア㈱東京工場
   *平成22年1月29日実施
    東海パルプ㈱島田工場、相川鉄工㈱岡部工場・研究棟
   *出前講座:6回実施
   *隣の晩御飯(研修会):6回実施
   *会員交流事業:平成22年新年互礼会

会員の状況:全265
  維持会員:150社
  正会員:85名
  個人会員:30名

平成21年の収支決算報告

平成22年度事業計画の概要
  製紙工学技術者研修の実施
   *中期研修(10月)
   *短期研修(3月)
   *新入社員研修(7月)
  協会誌「紙パルプの技術」の発行:4回
  技術講演会開催:5回程度
  安全・防災・危機管理、品質管理等の研修会:2~3回
  包装研究会の開催」:1回
  テーマ別研修会:随時
  隣の晩御飯シリーズ開催:数回
  工場見学及びその他見学研修会:数回
  会員親睦事業(新年互例交歓会)
  アドバイザー制度の充実(人材バンク登録)

平成22年度予算審議

役員一部交替の審議
  (理事7名の辞任。6名の選任)

「新公益法人制度」についての今後の方針
  ①一般社団法人に移行
  ②新組織として
   「総会・理事・理事会・監事」をおく。
   今後「法人移行検討委員会」で「定款」素案を作り、理事会に諮り臨時総会にて機関決定をし、期日(平成25年11月末)までに移行をする。

以上を総会にて説明し了承(賛同)を得た。

平成21年度事業報告
●2/23~3/2 平成21年度製紙工学技術者研修(短期)講座概要
●2/9 第5回技術講演会開催概要
●2/2~4 電気保全実践技術研修開催概要
●1/29 工場見学会開催概要
●1/26~28 機械保全実践技術研修開催概要
●1/22 平成22年新年互礼会開催概要
●12/7 第4回紙関連技術講演会開催概要
●11/27 第3回技術講演会開催概要
●11/21 第53回静岡県紙業振興大会概要
●11/6 珍しい「出前講座」実施概要
●10/13~10/27 21年度 中小企業技術者研修製紙工学課程(中期)開催概要
●9/28 第3回隣の晩御飯シリーズ開催概要
●9/11 第2回紙関連技術講演会開催概要
●8/27 第2回「隣の晩ご飯シリーズ」開催概要
●8/25 安全管理講習会開催概要
●7/17 第1回「隣の晩ご飯シリーズ」開催概要
●6/17 第1回技術講演会開催概要

平成21年度製紙工学技術者研修(短期)講座

日 時:2月23日(火)~3月2日(火)・・・・6日間(37時間)
場 所:静岡県工業技術支援センター 研修室
内 容:技術・事務・営業面の全ての社員を対象に、業界および製紙技術一般にわたる基礎的な知識を取得していただく初級の研修です。「製紙概論」「環境保全技術」「紙料調成法」「古紙処理」「内部添加剤」「洋紙抄造技術」「紙塗工」「家庭紙概論」「印刷」「品質管理」「紙試験法」などについて講義しました。
(定員27名)
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第5回技術講演会

日時:2月9日(火)
会 場:工業技術支援センター 大研修室
内 容:①「新しい抄紙ワイヤーの紹介」
     講演者:日本フィルコン(株)技術開発部開発課長 佐野明宣
     『抄紙ワイヤーの組織の変遷。そして最近の脱水理論・歩留り論を踏まえた新しい
      ワイヤー組織について解説し、各マシンスタイルに対応したワイヤー組織について実例
     を交えて紹介した』

   ②「スチール製ヤンキードライヤーのメリット」
     講演者:アンドリッツ(株)マネージャー 奥西敏夫
     『スチール製ヤンキーは強度が優れているために、肉厚を薄くすることが出来、
     そのため伝熱効率が良く生産性が期待できる。また表面にメタリックコーティングをする
     ことでクレーピング品質の向上が期待できる』こと等を紹介

   ③「生産性の向L・操業の安定が期待できるドライヤーギヤーの提案」
     講演者:(株)マツボー 産業機械第二部 製紙機械課課長 江島顕
     『紹介するフレキソギヤーは、地盤沈下による振動や露出ギヤーによるオイル飛散の
     問題点を解決し、増速を可能にする。すでに多くの改造実例がある。関連して、
     メンテナンス容易でコンパクトなオイル潤滑システムについて紹介した』


電気保全実践技術研修

日時:平成22年2月2日~4日(3日間)
会場:工業技術支援センター(研修室)
定員:20名
内容:自動生産設備の診断や予防保全を主眼として、FAラインを想定した総合実習により、制御機器の保全技術・故障診断技術、安全管理技術を指導した。
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機械保全実践技術研修

日 時:1月26日~28日(3日間)
会 場:工業技術支援センター(研修室)
定 員:20名
内 容:機械の主要要素・構成、潤滑、軸受けの損傷・原因・対策、油圧機器・空圧機器、等についてメカニズムの理解と異常評価、その対策などについて学んだ。
今回は技能取得に重点を置いて、実践的力をつけることを重点的に教育した。


工場見学会

東海パと相川鉄工見学 [#xa83f026]
1月29日(金)東海パルプ(株)島田工場と相川鉄工本社岡部工場の見学会を実施しました。
(参加者42名)

  • 東海パルプでは、紅林工場長の歓迎挨拶後、片桐工場長代理及び浅見部長から工場概要の説明を受ける。
    見学は、段原紙抄造の9号マシン(抄幅5160㍉)と、ペーパースラッジや近隣から集荷した木屑を燃料とする10号ボイラーを見学した。生産調整を取りながら各パワープラントをバランス運転する難しさの苦労話も披露された。
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  • 相川鉄工では昨年から移転をはじめ、完成した実験棟などを見学、藤川工場長、望月部長から説明と工場案内を受けた。
    原質・古紙処理設備の研究開発体制が整えられ、同社の技術開発力と顧客に対する熱意が感じられた。
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日 時:1月29日(金)
場 所:AM 東海パルプ(株)島田工場
*古紙処理設備、#9マシン(多層抄きオントップ) 
*バイオマスボイラ(RPF、木屑、ペーパースラッジ)
PM 相川鉄工(株)
*実験研究パイロットプラント(原質、古紙処理、排水処理) 
*製作工場 
定 員:40名参加

平成22年新年互礼会

     日時:1月22日(金曜日)
         17:00~18:30
     場所:ホテルグランド富士
当日は会員各社から協賛福引商品を多数いただきました。
お礼申し上げます。
また、今年の「歳男=寅年」の人には、お祝いをさしあげました。
 「人の輪が、知識を創る、技術を造る、利益を作る!」
福引協賛会社:相川鉄工・荒川化学工業・小林製作所・星光PMC・日刊紙業通信社・丸石製作所
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第53回静岡県紙業振興大会

日時:平成21年11月17日

場所:ホテルグランド富士

経済産業省、静岡県産業部商工業局長、富士市長など来賓に迎え、盛大に開催されました。

その中で、当協会所属の会員、相川鉄工(株)、(株)小林製作所、ハリマ化成(株)

(株)日新化学研究所、特種製紙(株)の社員の方13名が優良功績従業員として、

紙業振興協議会会長表彰を受けました。

おめでとうございます!!
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第53回静岡県紙業振興大会


紙パルプの技術 第60巻(第4号)

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紙パルプの技術 第60巻(第3号)

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紙パルプの技術 第60巻(第2号)

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「紙パルプの技術」今年第1号

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「紙パルプの技術」第60巻第1号を発刊しました。 内容は、巻頭に静岡経済研究所:中嶋常務の「今後の金融・経済情勢の展望」と題した、総会時の特別講演を載せました。

技術テーマ記事として
1、「富士工業技術支援センターでの包装に関する試験について」
  (富士工業技術支援センター:堤様)
  センターでの包装に関する支援業務、試験設備の概要などについて、簡潔に論述し、
  日頃関心の薄いテーマを分かり易く解説していただきました。

2、「PSAの塗工用顔料としての基本的性質
  (富士工業技術支援センター:深沢様)
  氏らはペーパースラッジ中の無機分を焼成し(PSA)、再び製紙原料として利用する研究に
  取り組み、その一部の技術は既に商品化されている。
  今回の報告は、PSAを塗工顔料として利用した場合、その塗工紙の印刷効果
  (主として印刷光沢・インキセット等)について報告していただきました。

3、「製紙工場における昆虫付着防止対策」
  (アース環境サービス:橋口様)
  製紙工場において製品への異物、特に虫の混入については、関心事です。
  アース環境サービスでは、個々の取組みはもとより、トータル防虫という観点から、
  効果的な対策を指導しています。その一端(原因→対策事例)を報告していただきました。

4、「最新のフェルトとその優位性」
  (日本フェルト:北様)
  マシンのプレスパートにおける搾水理論、フェルトの構造・役割などを解説し、
  続いて最近の高機能フェルトについて紹介している。
  ①搾水向上のためにウレタン樹脂加工をしたフェルト。
  ②バット原料に熱溶融繊維を採用して繊維間接着を強化したフェルト。
  などを紹介していただきました。


第4回紙関連技術講演会開催について

(省エネ特集)
1 日 時  平成21年12月7日(月曜日) 13:00~16:05
2 場 所  富士工業技術支援センター 1階・大研修室(富士市大渕2590-1)
3 会費   無料
4 定 員  100名(先着)
 テーマ及び講師   
(13:00~13:30)受付
(13:30~13:35)挨拶:富士工業技術支援センター(5分)      センター長 日吉 公男
(13時35分~14時25分)
*演題1、「抄紙工程における省エネルギーの取組み例」
講 師:MS熱学工業(株)               技術部長  鎌田 勝三 様 
 概要:洋紙、板紙(多筒ドライヤー)、家庭紙(ヤンキードライヤーのドレネージ)各分野における「蒸気の省エネ」について、実例を述べると共に、今後の省エネ対策について紹介する。
       ( 10分 休 憩 )
(14時35分~16時05分)
*演題2、「紙パルプ製造における省エネ」
講 師:王子特種紙(株)東海工場          工場長代理   伊藤 太亮 様 
 概要:紙パルプ産業における省エネの取組みについて、製造現場の立場から実例を挙げながら述べると共に、東京電力・中部電力にも協力いただいて、エネルギー供給側との協調した省エネのあり方について紹介する。
5 対 象 者  紙関連技術者


第3回技術講演会(安全特集)

日 時  平成21年11月27日(金曜日) 13:30~16:00
場 所  富士工業技術支援センター 1階・大研修室(富士市大渕2590-1)
会 費  無 料
定 員  100名
 テーマ及び講師
挨拶 富士工業技術支援センター  センター長  日吉 公男
(1)【富士地域における労働災害の現状と課題】
富士労働基準監督署     安全2課長 神山 孝 氏
『富士労働基準監督署管内における災害の状況(非常に厳しい状況)と、今後の課題、安全の取組み、特にリスクアセスメントの必要などについて、監督署の立場から述べる。』
(2)【リスクアセスメントとは】
ミドリ安全㈱     安全衛生相談室員 林 誠 氏
『リスクアセスメントの概要と実施体制、必要性、取組み方(一般)について、他社の事例について、リスク提言の措置などを紹介する。』
(3)【日本製紙富士工場におけるリスクアセスメントの取組みについて】
日本製紙㈱富士工場   安全管理課長 高岡正広 氏
『日本製紙ではリスクアセスメントについて、早期に取組み、成果を挙げつつある。その取組み内容について紹介する。』


珍しい「出前講座」実施

日時:11月6日 珍しい「出前講座」実施
  対象:富士中学校2年生
  テーマ:「地球環境と紙のリサイクル」
 富士中学校では特別授業として、地球環境問題について勉強していますが、今回の授業は、
 「環境悪化について我々のおかれた状況とこれからの対応について、紙のリサイクルの観点から、私たちに出来ること、しなければならないこと等について、知識を深めていただきました。


中小企業技術者研修製紙工学課程(中期)

平成21年度(2009年度)
中小企業技術者研修製紙工学課程(中期)・・・・10月13日~10月27日
  終了しました。
  受講生29名参加し、座学36時間、実習24時間を好評にて終了しました。
  次回は、平成22年2月に短期研修を開催します。ご参加をお願いいたします。
研修中の様子
  (写真1:座学勉強中)
座学勉強中
  (写真2:実習風景その1)
実習風景その1
  (写真3:実習風景その2)
実習風景その2

 案 内
● この研修は、本県紙パルプ産業における中小企業の中堅技術者が、製紙の総合的な技術を習得して、製造工程の合理化・製品の高度化・高付加価値化を図り得る応用知識を養おうとするものです。
座学による知識習得と共に、実験実習による技術取得も考慮した研修とします。
● この研修は、静岡県・富士市・富士宮市の後援を得て、静岡県富士工業技術支援センター及び学界並びに産業界の協力のもとに実施しております。
● 紙パルプ産業及び関連企業の技術者が、広く新しい専門技術を身に付け、技術レベルを上げると共に企業体質の強化のため、奮ってご参加されますようご案内申し上げます。
      主 催 (社)静岡県紙パルプ技術協会
      skamipagk@cotton.ocn.ne.jp
      電話:0545-35-5025、 FAX:0545-35-5027
要  領
1 研修課程名と定員
  製紙工学課程(中期)    30名
2 研修の目的
  本県の地場産業である紙・パルプ産業において、製造工程の合理化、製品の高度化、高付加価値化等に対応できる、総合的な技術者の養成を図ることを目標とする。
  また、企業における中堅技術者の養成にお役立てください。
3 研修期間と時間数
(1) 研修期間
     平成21年10月13日(火)~10月28日(水)
(2) 研修時間
     座学36時間、実習24時間、合計60時間
4 受講料
   研修生1名につき、会 員 20,000円(テキスト代を含む)
            非会員 35,000円(テキスト代を含む)
5 研修場所
  座学:富士工業技術支援センター(10月13日~10月20日)
      富士市大渕2590-1
  実習:富士工業技術支援センター(10月21日~10月28日)
      富士市大渕2590-1


第2回紙関連技術講演会は9月11日に開催されました。

テーマは次の3テーマで、120名の参加者が熱心に聴講されました。
①「ドライヤーカンバスとフェルト、ワイヤーファブリックの最新洗浄装置」
 講師:相川鉄工(株) 望月英雄氏
   「古紙の使用拡大、操業の安定化に伴って要求が高い抄紙機の、カンバス・
     フェルト・ワイヤーの洗浄に有効な最新型の装置が紹介されました。
     また、これらの装置の特徴や導入メリットについて紹介された」
②「古紙再生プロセスにおける脱墨剤の役割と作用機構について」
    講師:ライオン(株) 石黒正雄氏
    「界面活性剤の基礎的な機能と古紙再生プロセス(脱墨工程)における脱墨剤」(界面活性剤)の役割、およびその作用機構を界面化学的アプローチから解析し、選定について考え方が述べられた。
③〔製紙工程における排水処理用ブロワーの省エネ〕
    講師:荏原実業(株) 結城邦之氏
    「従来型の多段ターボやルーツブロワーではなく、独特なターボ羽根を有するブロワーを使って排水処理工程の大幅な省エネが可能な設備が紹介された。




「隣の晩御飯シリーズ第3回」開催しました。

今年の中小企業研修の新企画として「隣の晩御飯シリーズ」を開講しました。
目的としては、
①我々は、意外と近隣の会社の事業や工程を承知していないことがあります。
②職場の現業マンには違う工程や物作りを知りたいという要求があります。
③薬品製造メーカ・設備メーカ等は、自分達に、何が協力できるのか。現場を知ることで、ヒントを得ることが出来ます。
④異業種を知ることで技術力を高めるヒントが得られます。
⑤他社の技術者と知己を得ることで、お互い技術研鑽につながります。
第1回(7月17日:原質関係、第2回(8月27日:マシン関係)を開催し大変好評、一部の皆さんにはお断りをすることになりました。
今回再度、工業技術支援センターのパイロット設備を活用させていただいて機械の「構造・仕組み・使用の目的等」を、現物を利用して説明しました(運転はしません)。
日 時:9月28日
テーマ:午前(10:00~11:30)・・・・原質・古紙処理設備(第1回と同様)
    午後(13:30~15:00)・・・・抄紙設備(第2回と同様)


★第2回「隣の晩御飯シリーズ」開催の様子

 日時;8月27日(木)
 テーマ;マシン各部機器の構造・作用
画像の説明画像の説明
第2回「隣の晩御飯シリーズ」開催の様子

     日時:8月27日(13:00~、15:30~の2回に分けて実施)
     場所:静岡県工業技術支援センター
     参加人数:55名
 (多くの申し込みがあり、一部の皆さんにお断りしました。お詫びいたします)
第1回目の「原質・古紙処理」に続いて、第2回目は「抄紙機」を実施しました。
一般的な抄紙機の概論を講義し、続いて工業技術支援センター内のパイロットマシンを利用して、 各部設備の構造や役割・機能などの説明がなされた。
参加は「機械メーカ、薬品メーカ、製紙メーカ、商社」など多方面からの参加を得ました。
日頃、大型の抄紙機を見学する機会はありますが、運転中が大半であり、
構造や機能などゆっくり勉強できません。この企画はそれを補完するものです。
申し込みに応じられなかった方のために再度企画する予定です。





安全管理講習会開催

画像の説明
 日時;8月25日(火) 13:30~15:00
 テーマ「管理者の刑事責任」

講師;東海大学 池田良彦教授
安全研修会
「管理者が刑事責任を問われるとき」
東海大学法学部 池田良彦教授
以下のような論点から、難しい法律を、明快に分かり易く解説していただきました。
論点の要約:
最近、安全管理の法的責任について、行政責任や民事責任ばかり でなく刑事責任を問われる事例が増えている。この根拠は「刑法211条:業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させたものは・・・・・・」に基づくものであるが、責任追及や被害者感情から、「注意義務違反、結果回避義務違反」で起訴する傾向が一般的になってきた世論の流れもある。・・・・・・。
なお参加は、125名でした。





第1回技術講演会開催  

6月17日実施、150名の参加
概要は次のとおり。
1、「製紙工場における昆虫付着防止対策」:アース環境サービス(橋口宏史様)
 最近異物混入のクレームが急増しているがその8割が虫である。
  又冷凍餃子で話題になったのも原因は殺虫剤であった。
  
  虫の混入原因は、
  *工場周辺で発生して内部に侵入
  ①照明に誘引される、②陰圧で誘引される、③熱で誘引される、④人に付着して侵入する。
  *工場内部で発生
  ①水周りで発生、②かび・ホコリにより発生などの解説を行い、
  その対策などについて、実例を挙げて紹介があった。

2、「搾水と最新のフェルトの動向」:日本フェルト(北育昭様)
 フェルトの構造・搾水の理論を紹介して、フェルトの役割とあるべき性能
 (平滑性、細かいバット繊維、高密度)について述べた後、最新のフェルトが紹介された。
  *スーパーデルテック
   ウレタン樹脂加工することにより高平滑と高密度を実現
  *ユニティーコンセプト
   熱溶融繊維を採用してファイバーネットワークを形成させる事で
初期なじみや磨耗対策をこうじた。
   更に、シーム付きフェルト(オープンパンチ)や横糸を少なくしたラミネート品等が紹介された。

3、「省エネと防虫効果を考慮した最近の照明」:東芝ライテック(渡辺麻由様)
  水銀ランプ→高圧ナトリウムランプ→
  メタルハライドランプ(ネオセラ)への切り替えが照度や省エネから有利であり、
  特にUVカット膜品は防虫効果にもなること等が、光の波長帯を示しながら解説された。
  また、一般的な蛍光灯も「エネカット」の省エネ商品、
  「ムシスルー」の紫外線吸収膜付品の商品がデモを交えながら紹介された。
  更に、最近のLEDについては、明るさ・省エネ・防虫と3拍子そろつた商品として提案された。
  欠点である指向性も大幅に改善され、屋外型用途の提案もされた。

第62回定時総会

表彰者氏名
○感謝状贈呈
感謝状    (前)副会長
        日本製紙(株)   岩瀬 広徳 様
        東海パルプ(株)  紅林 昌巳 様

功労表彰   (前)専務理事    戸塚 好之 様

○技術表彰
  
製紙スラッジ(PS)のメタン発酵 (協会誌第59巻第1号及び第2号)
            千葉科学大学危機管理部 安藤 生大 様
            岳南第一製紙協同組合   鳴田 修治 様
            富士工業技術支援センター 日吉 公男 様
大要:大半のPSは焼却されているが、受賞者らはPSに含まれる有機物を利用して
鉱物学的特性(主としてカルサイト)からメタン発酵の解析をした。
その結果、第一段階でメタン発酵によるエネルギー利用、第二段階で液肥利用をするとした
「カスケード型の有効利用法」を開発提案した。

○優秀開発表彰

縦型洗浄機「ゼクー」の開発      株式会社 大善
                   代表取締役社長 井出 哲夫 様
大要:近年の古紙処理技術はニーディング処理が主体となっている。
しかし、その効果は洗浄のやり方で大きく異なる。
受賞者らは遠心脱水と揉み洗い作用による高効率のシンブルな縦型分離洗浄機を開発し
「DIPの品質アップ、歩留まりの向上、省エネ」に寄与した設備を提供し、業界の発展に寄与した。

平成20年度事業報告および決算報告

I.平成20年度第61回定時総会開催日 平成20年6月4日(水)
会 場 ホテルグランド富士(富士市平垣本町)
内 容
祝 辞 富士市長(鈴木副市長)
永鳴進地域産業室長

議 事
・第1号議案 平成19年度事業報告および決算報告並びに監査報告
・第2号議案 役員の一部改選
・第3号議案 平成20年度事業計画案および収支予算案
・第4号議案 定款変更

表 彰

感謝状贈呈

王子製紙(株) 重谷 恒久 様
東海パルプ(株) 平田 智彦 様

技術表彰

 星光PMC(株)   梅内 士郎 様
          浜谷 英二 様
          茂木 英夫 様
          河野 宏治 様
          鶴巻 忍 様
          

優秀開発表彰

日本フィルコン(株) 代表取締役社長 相澤 毅様

特別講演 『紙と、リサイクルと』

 東京農工大学名誉教授 大江 礼二郎 氏

 記念パーティー ホテルグランド富士にて開催

理 事 会

第1回理事会

開催日 平成20年5月23日(金)

会 場 ホテルグランド富士(富士市平垣本町)

議 題
・平成19年度事業報告および決算報告並びに監査報告
・役員の一部改選
・平成20年度事業計画案および収支予算案
・第61回定時総会提出議案
・定款変更

臨時理事会
開催日 平成20年6月4日(水)
会 場 ホテルグランド富士(富士市平垣本町)
議 題
・副会長選出

第2回理事会開催日
平成20年12月16日(火)
会 場 ホテルグランド富士
議 題
・平成20年度事業(現在まで)
・平成20年度事業(これから)
・その他

第3回理事会開催日
平成21年3月18日(水)
会 場 ホテルグランド富士
議 題
・平成21年度事業計画・役員の異動
・その他

運営委員会

第1回運営委員会
開催日 平成20年5月23日(金)
会 場 ホテル グランド富士
議 題
・平成19年度事業報告および決算報告並びに監査報告
・役員の一部改選
・平成20年度事業計画案および収支予算案
・表彰
・その他

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